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「跪いて接吻を強請れ(ひざまずいてくちづけをねだれ)」14 TSF属性・アダルト向けライトノベル

「――え? な、何で……服脱いでるんだよ?」
 威智は驚きの余り、声を上擦らせながら、既に下着姿となっている冴子に、問いかける。
「そりゃあ勿論、セックスする為に決まってるじゃない」
 ブラを外し、威智以上に豊かな胸を露にしながら、冴子は当然だと言わんばかりの口調で、答える。
「じょ……冗談じゃない! 男の身体でもした事無いのに、女の身体で初体験するなんて!」
 本音を言えば、やりたい盛りの男の子である威智としては、初体験の相手として、美人で胸も大きい冴子というのは、相当に魅力的な存在である。しかし、それはあくまで自分が男の身体の場合だ。
 女になった身体のまま、初体験をしてしまう事自体が、威智にとっては受け入れ難い事だったのである。ABCでいえばBまでは女の身体のまま、既に威智は経験してしまったのだが。
(やばい、逃げないと……マジで女の身体のまま、初体験までする羽目になる! いや、女の身体同士でセックスするのが、初体験になるのかどうか、それはイマイチ良く分からないんだけどさッ!)
 威智は貞操の危機を回避すべく、ベッドの上から逃れようと、身体に命令を下す。しかし、相変わらず威智の身体は威智の思い通りにはならず、まるで冴子と身体を重ねたがっているかの様に、逃げる為に動こうとはしない。
 疼く身体が冴子とのセックスを求め、セックスを避けたいという心が下す命令を、拒否し続けている様に、威智には思えた。
(ど、どうなっちゃったのよ、俺の身体?)
 矢鱈に性的な快楽を求めようと疼き、他者……冴子からの性行為の求めに逆らえない、女性化した自分の身体の状態に、威智は戸惑い狼狽する。
「どうしたの? 本当に嫌なら逃げればいいのに。別に身体を縛り付けたりしてる訳じゃ、無いんだから」
 そんな威智の状態を見透かしているかの様に、冴子は余裕を持った言葉を口にしながら、黒くて布地の少ないショーツを脱ぎ捨て、全裸になる。大抵の男なら、性的な意味で魅惑されるだろう、肉感的な裸体を晒した冴子は、ゆっくりとした動きで威智の上に覆い被さり、四つん這いになる。
 その反動で、冴子の乳房がふるふると揺れる。柔らかさを感じさせる、形の良い乳房が。
 中身が少年である威智は、当然の様に、揺れる冴子の乳房に目を奪われる。触れたい……吸い付きたいという欲望が、威智の心の中に湧き上がり始める。
 欲望を必死で抑えようとしている、威智の努力を嘲笑うかの様に、冴子は身体を落として威智に顔を寄せると、唇を重ね始める。冴子は長い舌で唇を割り、威智の口の中を嘗め回し、蹂躙し始める。
「――ん……ん」
 重ねた唇の隙間から、吐息が漏れる。胸が重なり合っているので、豊かで柔らかな四つの乳房が重なり合い、ひしゃげる。
 唾液が混ざり合う、濃密な接吻を二人は交わす。何処か水音にも似た……唾液を啜り合う音と、荒い息の音、そしてベッドのスプリングが軋む音が、部屋の中に響いている。
 キスを交わしている間も、冴子の両手は威智の身体を這い回っている。豊かな胸を揉みしだき、脇腹を撫で……股間を弄り回すといった感じに。
(だ、ダメだって……このまま続けたら、本当に……女の身体で……)
 妙に疼く身体を、巧みな冴子の愛撫により、昂らされ続けている威智なのだが、まだ理性は残っている。男である自分が、女の身体で性的な行為をしてしまう事への嫌悪感を、威智は強く覚えてしまう。
 だが、心に残された理性や、感じてしまう嫌悪感を無視するかの様に、威智の身体は、冴子から与えられる性的な快楽を、貪ろうとしていた。威智の股間は濡れそぼち、肌は艶めき、表情は蕩けている。
 身体を下にずらし、冴子が威智の乳房に吸い付き……嘗め回し始めた頃には、威智は唇から断続的に、切なげな吐息を漏らし始めていた。あと少しで達しそうな程に、威智の性感は高められていたのだ。
(このままだと、女の身体で……イッちゃう……)
 威智が心の中で呟いた直後、冴子が突如、不思議な言葉を口にする。
「もう十分に濡れてるし、身体も解れただろうから、そろそろ入れていいよね」
 既に指や舌は、冴子によって膣内に挿入されている。つまり、冴子が口にした「入れて」とは、舌や指では無いのだろうと、威智は思う。
(――だったら、何を入れるんだ?)
 そんな威智の疑問は、すぐに解決した。体勢を変える為に、上体を起こした冴子の股間が、威智の目に入ったからだ。
 冴子の股間を目にした威智は、快楽を貪った自分の脳か視覚が、蕩けて変になったのではないかと思った。何故なら、女である冴子の股間に、男性器の如き棒状の何かが付いている様に、威智には見えたからである。

          ☆          ☆

 前作のTSF系アダルト向けライトノベル「少年少女ミケ」、DLsiteで発売中!
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「跪いて接吻を強請れ(ひざまずいてくちづけをねだれ)」13 TSF属性・アダルト向けライトノベル

「――では、早速……味見をさせて貰うとしようかな」
 冴子はベッドに上って威智の太股の間に正座すると、引き締まった太股を抱え込む様に持ち上げ、身体を折り曲げる様に、威智の下半身を起こす。その体制のまま、冴子は微妙に位置を調整し、威智の股間が自分の顔に前に来る様にする。
(こ、これは……まさか)
 自分が冴子に取らされている体勢が、以前アダルトビデオやエロ本、ネットのアダルトサイトなどで目にした、ある体位と同じだと、威智は気付く。仰向けに寝かされた女性の両脚を抱え上げ、身体を折り曲げる様に股間を男性の顔の前に移動させた上で、男性が口で愛撫する体位の名を、威智は心の中で呟く。
(確か、まんぐり返しとかいう、アホらしい名前の体位では……) 
 威智の視界に、舌なめずりをしている冴子の顔が映る。今にも自分の股間を舐め始めようとしている冴子を見て、威智は慌てふためく。
「止めろ、バカ! 何で俺が女の身体になってまで、まんぐり返しなんていうアホな名前の体位で、股間を舐められなきゃならんのだッ!」
「私が好きな体位だからに、決まっているだろう」
 しれっとした口調で、冴子は言い切る。
「この体位は、手で胸を愛撫しながら、唇と舌で股間を責められるんでね、ネーミングには難があるが、気に入っているんだよ」
 既に太股は肩で支えられるので、冴子の両手はフリーである。冴子は言葉通りに両手を威智の胸に伸ばし、豊かな乳房を揉み始める。
「――こんな風にね」
 言葉と共に口から漏れる吐息で、薄めの縮れた毛を揺らすと、既に濡れ始めている陰唇に舌を伸ばし、ぺろりと一舐めする。
「ひ!」
 思わず息を強く吸い込みながら、威智は身を竦ませる。屈辱的な体位を取らされた上で、両胸を揉まれて心地良さを感じてしまった威智は、敏感な股間を舐められて刺激され、嫌悪感や反感を感じるのと同時に、強い快楽を覚えてしまう。
「さすがは女になったばかりの、正真正銘の新品……というか処女だけあって、いい色してるね。色付き始めた桜の花弁というところか」
 既に粘液で濡れ、弛み始めている威智の秘部を眺め、感想を口にしながらも、冴子の両手は豊かな乳房を揉み、乳首の先端を弄んでいる。
「――さて、君の身体が、ちゃんと女性として完全な身体になっているか、唇と舌で触診して、確かめてみようかな」
 嬉しそうな冴子の呟きを耳にした威智の頭の中に、桃生と天魔の会話が蘇って来る。
「ちなみに、松戸先生っていうのは、当……黒羽裏家の専属魔法医で、腕は良いんだけど色情狂の変態さんで、男女問わずに……」
「愛哉さん、真面目な話をしている時に、あの変態に関する余計な話は、控えて下さい」
(そうだよ! あの二人が変態呼ばわりしてたじゃん、こいつの事!)
 桃生と天魔が、冴子について語った内容を思い出し、威智は確信する。今現在、自分が行われている行為は、医療行為としての触診などではなく、変態呼ばわりされている冴子が、個人的な趣味として行っているだろう事を。
「そういえば、メイドと執事が、あんたの事を、色情狂の変態みたいな風に言ってたぞ!」
 強い口調で、威智は冴子に対する文句を言い放つ。
「あんたは医者として、俺に触診しようとしてるんじゃねくて、ただ自分の趣味でエッチな事しようとしてるだけの、ただの変態だろ!」
「――切裂達から私の事を聞いていたのか。だったら、これ以上の誤魔化しは効かないな」
 冴子は残念そうな口調で、話を続ける。
「確かに君の言う通り、私は単に自分の趣味で、君とエッチな事がしたいだけなのさ」
「ふざけるな! だったら、さっさとこんな真似は止め……ん!」
 制止を求める威智の言葉が、途切れる。威智の言葉を無視して、冴子が股間に顔を埋め、本格的なクンニリングスを始めたので、その強い快楽の刺激により、言葉が流されてしまったのだ。
 冴子は陰唇とキスするかの様に唇を合わせてから、舌先で探り当てた最も敏感な部分……クリトリスを刺激し始める。舌先を細かく震わせ、その振るえを伝えると、愛液が潤沢に染み出し、冴子の唾液と混ざり合って膣口の潤滑油となる。
 潤滑油で滑った膣口に、冴子は窄めた舌先を侵入させる。無論、弛んでいるとはいえ初物できつい威智の中は、簡単に舌の侵入を許しはしないのだが。
 それでも、冴子は舌先で魅恵の膣を犯し続け、浅い部分ではあるが、身体の内側から威智に快楽を与える事に、成功し始める。
「やだ……止め……ん……やあだぁ……」
 制止の言葉が、本来の性別が男だとは思えない様な、吐息混じりの甘い声に変わる。良い様に弄ばれ続けている胸と、本格的な口による責めを受け始めた股間から伝わる刺激が、威智の身体と心を蕩かして行く。
(――こんな……女の身体になって、エッチなことされるのなんて、嫌な……筈なのに。何で……気持ち……イイ)
 断続的に押し寄せる快感の波に、既に威智の理性は吹き飛びそうになっていた。このまま、快感を貪り続けたいという欲望が、身体の奥底で膨れ上がる。疼いてしまう身体の火照りに、威智は逆らう意思を失いつつある。
 そんな威智の状態は、冴子の目にも明らかであった。玉の様な汗が踊る滑らかな肌は、艶っぽく薄紅色に色付いて火照っているし、唇からは切なげな喘ぎ声が、断続的に漏れ始めている。
 既に十分な程に、威智の身体が高ぶっている事を察した冴子は、威智の股間から顔を、胸から手を離し、抱え上げていた太股を下ろす。股を開いて仰向けで寝転がっている状態に、威智は戻されたのだ。
(――止めちゃうの?)
 貪っていた快楽が途切れた為、威智は思わず残念そうに、心の中で呟く。そして、数秒後……心の中とはいえ、そんな事を呟いた自分に、強い嫌悪感を覚える。
(止めていいんだよ! 俺は嫌なんだから、こんな事されるのは!)
 心の中で、自分に言い聞かせている威智の視界に、半裸になっている冴子の姿が映る。威智の両脚の間で膝立ちになったまま、冴子は慣れた様に、素早く着衣を脱ぎ捨てていたのだ。
「――え? な、何で……服脱いでるんだよ?」
 威智は驚きの余り、声を上擦らせながら、既に下着姿となっている冴子に、問いかける。

          ☆          ☆

 前作のTSF系アダルト向けライトノベル「少年少女ミケ」、DLsiteで発売中!
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