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「跪いて接吻を強請れ(ひざまずいてくちづけをねだれ)」15 TSF属性・アダルト向けライトノベル

「な……何だよ、それ? 女なのに、何で付いてるんだよ?」
 威智は思わず、驚きの声を上げてしまう。
「付いてる? ああ、これの事?」
 冴子には、威智が何に驚いているのか、思い当たる節があったのだろう。自分の股間にある棒状の物を右手で握りながら、冴子は威智の問いに答える。
「クリトリスに決まってるじゃない。付いてる場所見れば分かるでしょ」
「付いてる場所はともかく、大きさと形が違い過ぎる! それ、どう見ても男のじゃん!」
「一時的にサイズと形を、男のみたいに変えてるだけよ。女を抱く時とか、このサイズと形にした方が、相手が喜ぶ場合が多いんだ」
「いや、サイズと形が、そんなに変わる訳無いって!」
「変えられるのよ、魔法薬使えばね」
「魔法……薬?」
 本来なら、魔法の薬などと言われても、悪い冗談だとしか思えないのだが、既に魔法で女の身体に変えられてしまっている今、そんな魔法の薬も、実在するのではないかと、威智は考えてしまう。
「カルーア・ミルクって魔法薬を飲めば、三時間くらいだけだけど、クリトリスがペニス状にサイズと形状を変えて、女の身体でも男みたいに女を抱ける身体になるのさ」
「カルーア・ミルク? それ、薬じゃなくて酒じゃない?」
 コーヒーリキュールとミルクを混ぜたカクテルが、カルーア・ミルクである。威智は酒には詳しくないのだが、カルーア・ミルクがアルコールの類だという程度の知識は、持っていたのだ。
「名前は同じだけど、カクテルじゃなくて、魔法薬のカルーア・ミルク」
「カクテルと名前が同じって……何故?」
「この薬を開発した頃、気に入ってた裏物のポルノビデオのタイトルから、名前を頂いたからよ」
「何でまた、ポルノビデオから薬の名前を?」
「そのポルノビデオ、度数が強めのカルーア・ミルクみたいな、褐色の肌の可愛い子が主役だったのよ。ミケっていう名前の子なんだけど」
「ミケって……猫じゃあるまいし」
「そのミケって子が、珍しいフタナリの子で、女相手でも男みたいに抱ける子だったもんだから、女が女を男みたいに抱けるようになる魔法薬の名前は、このポルノビデオから頂こう……となった訳」
「――名前くらい、もう少し真面目に付けろよ。一応は薬なんだし」
 いい加減な魔法薬のネーミングに、威智は呆れる。
「威智君も男みたいに女を抱きたくなったら、遠慮なく私に言い給え。カルーア・ミルクを処方してあげるから」
(女の身体で男みたいに、女を抱けるというのは、それなりに魅力的なのかもしれないけど、ネーミングの由来を知ったら、飲もうという気分になれんわ)
 心の中で呟く威智の股間に、冴子は右手で握ったペニス状のクリトリスを近付ける。既に十分濡れそぼっている陰唇に、硬くなったクリトリスの先端が触れる。
「――ひ!」
 威智は驚き、息を吸い込む。
「ちょ……ちょっと待て! な、何をする気だ?」
「何って……入れるのよ。まぁ、挿入するでも貫くでも、言い方は何でもいいけど」
 口元を歪め、悪戯っぽい笑みを浮かべつつ、冴子は続ける。
「要するに威智君の処女を、今から頂いちゃう訳」
「いやいやいや! 頂かれたら困るから、それ!」
 威智は慌てふためき、ベッドの上で後退りする。
「女の身体になっただけでも不幸だってのに、その上……初対面の女に襲われて、処女まで奪われるだなんて、悪い冗談以外の何物でもないから! 俺はあんたに、頂かれるつもりないってば!」
「本当かな? さっきから、言葉では嫌だと言いながら、身体の方は素直に私の言う事を、聞いてくれているじゃない」
「そ、それは……その……」
 何故か、心では拒絶していながら、身体が素直に冴子の要求に従ってしまう威智は、反論に窮する。
「ま、力は入れてないから、本当に嫌なら、簡単に私の身体なんて、払い除けられるよ。そうしないって事は、君は私に……本心では抱かれたがっているんだよ」
 冴子は威智に覆い被さると、耳元で囁く。
「違う! そんな事は……あ!」
 左手で胸を揉まれながら、吐息で耳元をくすぐられ、威智は口元から、甘い声を漏らしてしまう。既に十分に蕩かされている身体は、軽い愛撫でも、理性を揺らがせるだけの心地良さを、感じてしまう。
「――は……あ……ん……」
「嫌がっている子が、出す声じゃないよね」
 クリトリスの先端を微妙に動かし、威智の弛んだ膣口に当てながら、冴子は囁き続ける。
「それじゃあ、女の身体になった君を、本当の意味で……女にしてあげよう」
(ま、マジで……やられちゃう! そんな……女相手に……いや、だから女相手の初体験というのは問題無いけど、女の身体のまま、ペニスみたいなのがついてる女に、処女を奪われるというのは、やっぱダメだろ!)
 心の中で下した判断が、威智の口から漏れる。
「だ、ダメ……ん!」
 拒絶の言葉を口にしようとした、威智の唇を、柔らかな冴子の唇が塞ぐ。舌を絡ませ、唾液の音がする濃密な接吻で、冴子は威智の抗う言葉を、封じる。
 唇を合わせたまま、腰を突き出し、冴子が威智を貫く……寸前、部屋のドアを勢い良く開けて、部屋の中に何者かが入って来る。

          ☆          ☆

 前作のTSF系アダルト向けライトノベル「少年少女ミケ」、DLsiteで発売中!
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