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「跪いて接吻を強請れ(ひざまずいてくちづけをねだれ)」16 TSF属性・アダルト向けライトノベル

「――そこの変態色情魔法医、何をしている?」
 部屋に入って来た桃生は、刺の有る口調で冴子を詰問する。目尻が釣り上がった眼の様に見える眼鏡の奥で、威智を破瓜させんとしている冴子を、睨み付けながら。
「え? あ、いや……その、黒羽裏家の新しい家人と、親しくなる為のスキンシップをだね……」
 唇を離して身体を起こし、しどろもどろの口調で、冴子は言い訳をする。
「裸になって押し倒しておきながら、スキンシップですとぉ?」
 冴子の股間に、桃生の目線が移動する。いきり立ったままの物を目にして、桃生は言葉を吐き捨てる。
「カルーア・ミルク飲んで、この部屋に来ている時点で、犯る気満々なのは見え見えですっ!」
 苦しすぎる冴子の弁解になど耳を貸さず、桃生はエプロンのポケットの上……腹部に右掌を当てながら、叫ぶ。
「スプレッド!」
 桃生の叫びに応えるかの様に、右掌の下に黄色いカードが出現する。カードは猛烈な勢いで分裂と拡散を繰り返し、桃生の身体を、あっという間に多い尽くしてしまう。
 そして、全身を覆い尽した直後、カードは瞬時に色と形を変え、桃生が纏う真紅のコスチュームとなる。あたかも、SMの女王様が着ている様な、露出度の高いボンデージファッション風の……。
 魔女としての姿に、桃生は変身したのだ。桃生が自分で言っていた様に、変身した桃生の胸は、冴子と同等の豊かさがある。
「ドロー! ストリクト・ディシプリン!」
 桃生が叫ぶと、胸の谷間からコスチュームと同様の色合いのカードが、ATMから吐き出されるキャッシュカードの様に、迫り出して来る。桃生は右手で、そのカードをドロー……引き抜く。
 引き抜くと同時に、カードは赤い光を放ちながら、真紅の鞭に姿を変える。
「カードが鞭に? 何だ、ありゃ?」
 SMの女王様風のスタイルに変身した桃生が、鞭を手にしている姿を目にした威智は、驚きの表情を浮かべながら、誰にと言う訳でも無く問いかける。
「ストリクト・ディシプリン! 変身した桃生君が、好んで使う武器だよ」
 怯えた様に顔を引き攣らせながら、冴子は威智の問いに答える。
「一応確認しておくけど……合意の上? それとも、無理矢理?」
 慣れた手付きでストリクト・ディシプリンを振り回し、床を打ち鳴らしながら、桃生は威智に尋ねる。
「む、無理矢理だけど……」
「――だったら、御仕置きしておかないとねぇ、この性犯罪者には!」
 桃生はストリクト・ディシプリンを振り上げ、ベッドの上から下りて、逃げようとしていた冴子の身体を狙い、ストリクト・ディシプリンを振るう。腕の良いカウボーイの振るう鞭の様に、桃生の振るったストリクト・ディシプリンの先端は、桃生の狙い通りに飛んで行き、逃げ出した冴子の両脚に絡み付く。
 桃生はストリクト・ディシプリンを振り回す。すると、冴子の身体は足を引っ張られる形で宙に浮く。
「成敗!」
 叫びながら、桃生はストリクト・ディシプリンを振り下ろす。すると、鞭の先端に足を拘束されている冴子は、勢い良く床に叩き付けられる。まるで、ブレーンバスターを食らったプロレスラーの様に、勢い良くフローリングの床に叩き付けられた冴子は、尾を踏まれた犬の様な悲鳴を上げて倒れると、そのまま床に身体を投げ出し、動かなくなる。
「今朝方、治療が終わったばかりのアナタのお姉さんを、襲ったばかりだというのに」
 床にうつ伏せで転がっている冴子を、蔑む様な目で見下ろしながら、桃生は続ける。
「今度は弟にまで手を出そうとするとは……。全く、油断も隙も無いですね、この変態色情狂は」
「姉さんって、まさか……威緒姉に?」
 驚きの表情を浮かべながら、威智は桃生に問いかける。
「安心して下さい。私が御仕置きしておきましたので、未遂に終わりましたから」
 桃生の返事を耳にして、姉の貞操の無事を知った威智は、胸を撫で下ろす。
「あ、有難う……威緒姉と俺を助けてくれて。でも、松戸先生……大丈夫なの? 何か……動かなくなってるけど」
「大丈夫です、この淫乱メス豚は、殺しても死なない程度に不死身ですから。今後、襲われた場合なんかは、遠慮なく変身して、ぶちのめしてやって構いません」
「変身?」
「私や切裂さんの真似すればいいんですよ。ま、詳しい方法なんかは、後で教えてあげますから」
 そう言いながら、桃生はタロットカード風のベルトのバックルに、左掌を当てながら、口を開く。
「ギャザー・アンド・バンドル!」
 桃生の宣言に応じ、身に纏うボンデージファッションのコスチュームや鞭などが、再び無数のカードに変化し、真紅から元の色合いである黄色に変色しながら、ベルトのバックルに集まり始める。映像の逆回しを見ているかの様に、無数のカードは一枚に収束し、メイド服姿に戻った桃生の左掌に納まる。
「私が授かっているのは、三番目のアテュ……女帝」
 椅子に座る女帝が描かれたカードを、桃生は威智に見せる。
「変身した後のカードは、適当にポケットとかに放り込んでおいて下さい。そうすれば、勝手にカードは身体の中に戻ります」
 桃生はカードを、エプロンのポケットにしまうと、代わりに男物の執事服の一揃いを、ポケットから取り出す。
「――どうやって、その大きさのポケットに、それだけの服や靴なんかが入ってるんだ?」
「そんな、どうでもいい事なんか気にして無いで、さっさと着替えて下さい。悧音様がお待ちなんですからっ!」
 問いには答えを返さず、桃生は威智を急かす。威智自身も、悧音に色々と聞かなければならない事があったので、それ以上桃生のポケットの謎は追求せず、桃生の手を借りて、慣れない執事服に袖を通す。
 程無く、少しだけ胸がきつい、黒い執事服に着替え終えた威智は、桃生に誘われて、部屋を後にする。床に転がったままの冴子の様子を、少しだけ気にしながら……。

          ☆          ☆

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