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「跪いて接吻を強請れ(ひざまずいてくちづけをねだれ)」21 TSF属性・アダルト向けライトノベル

 子供にしか見えない身体に相応しいサイズである為、小さくはあっても充分に硬くなっている悧音の物は、威智を貫くのに充分である。まともに毛すら生え切っていない白いペニスが、愛撫で弛み濡れているとはいえ、抵抗感の強い威智の秘部を、抉じ開けて行く。
 その度に、下半身から伝わって来る痛覚に、威智は苦しげな呻き声を上げる。感じ始めていた心地良さを、苦痛があっさりと上書きする。
 だが、痛覚としての苦痛より、威智を苛むのは、同性の幼馴染に犯され、初体験をしてしまう事に対する嫌悪感の方。夕食も朝食もとっていない為、胃が空に近い状態だったからこそ、嘔吐せずに済んだと言える程、その嫌悪感は強い。
 身体を逃がそうにも、腕は天魔に、脚は桃生に押さえつけられているので、威智は身動きが出来ない状態。威智は悧音の為すがままになるしかないのだ。
「バカ! 変態! 男相手に何やってんだよ、ホモチビのメソリオン! 気色悪いもん、抜けよッ!」
 威智は続けて、口汚い罵詈雑言を並べ立てる。身体が動かないなら、せめて言葉で悧音の気を殺ごうという腹づもりで。
 しかし、そんな罵詈雑言を口にする事自体が、威智が受けている精神的なダメージの証拠でもある。故に悧音は気をそがれるどころか、むしろ積極的に、威智を責め始める。
 慣れぬ動きではあるが、腰を前後に動かし、狭い威智の膣内の肉壁を、ペニスで削る。豊かな両胸に手を伸ばし、手に余る肉の塊を揉み込む。
「――あ」
 股間と胸からの心地良い刺激に、威智の罵詈雑言が途切れ、甘い声が漏れる。
(やばい、俺……胸が感じ易いみたいで、胸と股間一緒に責められると……)
 先ほど、悧音にクンニリングスをされるのと同時に、胸も愛撫された際、あっという間に愛液を秘部から垂れ流す程に昂ぶらされてしまったのを、威智は覚えていた。そして、股間を貫かれ胸への愛撫を受けいてる今現在、急速に昂ぶりつつある自分を、威智は自覚しつつあった。
 悧音は威智の左乳首に顔を寄せ、吸い付いている。左手で右乳房を揉んでいる。空いた右手は威智の身体の各所を撫で回している。
 無論、その間も悧音の腰は動き続けている。狭くはあっても、潤沢に分泌される愛液の補助を受けているせいで、ペニスはスムーズに威智の中を蠢く事が出来る。
 悧音の少女の様な色合いの唇が、右の乳首に移る。硬く膨らんでいる乳首を含み、悧音は舌先で転がしつつ、吸い上げる。
 同時に、威智が切なげな声を漏らす。既に罵詈雑言を口にするだけの余裕が、威智には無い。破瓜の痛みや嫌悪感……そして、それらの苦痛や不快感と拮抗する、胸や股間から全身に広がる心地良さのせいで、言葉を発するだけの余裕が、威智には無い。
 昂ぶっているのは、威智だけでなく悧音も同じである。余り自覚が無かったとはいえ、色濃く自分の好みを反映させる形で女性化させてしまった威智の肉体は、悧音にとっては相性が良く魅力的であったのだ……悧音本人は認め難い事実なのだが。
 身体を重ねている二人の呼吸は荒く、何処か切なげである。どちらも絶頂に近付いているのだ。
 その事に気付いた天魔が、悧音に話しかける。
「悧音様、そろそろ……ご準備を」
「――分かっている」
 乳首から唇を離し、悧音は天魔に返事をする。天魔が太腿を使って、器用に威智の顔を起こす。悧音が唇を重ね易くする為に。
 悧音は顔を上に向けると、少しだけ躊躇ってから、威智と唇を重ねる。舌が絡み合う様に、深い口付けを交わす。
 その姿勢のまま、悧音は腰の動きを早める。子供にしか見えない身体を、悧音は激しく威智の身体に打ち付ける。
「ん!」
 動きの激しさが、襲い来る快感の度合いを高めた為、威智は重ねた唇から、苦しげで……それでいて甘い吐息を漏らす。
(やばい……何か……気持ち……いい)
 ネガティブな感情が、押し寄せる快楽の波に押し流される。絶頂に達する寸前といえる状態となった威智は、涎を口元から情けなく垂らしながら、悧音と舌を絡め合う。
 だが、同調するかの様に昂ぶっていた悧音の方が、先に限界を向かえ、達してしまう。
「く……」
 軽く呻きながら、悧音は幼いペニスの先端から、熱い粘液を迸らせる。破瓜したばかりの威智の膣内に、悧音のものが撒き散らされたのだ。
(な……中で……出されちゃった)
 身体の中から感じる熱で、自分の中で何が起こっているのか、威智には分かる。快楽のせいで思考力が落ちている状態であっても。
 幼馴染の少年……しかも、子供にしか見えない相手に破瓜された挙句、中で出されてしまったという衝撃が、絶頂間近だった威智の中の何かを壊し、絶頂へと誘う。
「――んーん!」
 重ねたままの唇から、呻き声が漏れる。汗に濡れた身体が、快感の大波に揺さぶられているかの様に振るえ……ベッドを軋ませる。
 快楽を貪る威智の上にいる悧音は、同じく快楽を感じてはいるものの、肝心な儀式としての行為を行わなければならない。射精と同時に悧音自身の身体から放たれた大量の魔力を、一度……威智の身体を通した上で、自分に戻さなければならないのだ。
 射精の直前、悧音が威智と唇を重ねたのは、その為である。射精と同時に悧音から威智の体内に、精液と共に放たれた魔力は、威智の全身を駆け巡った後、唇から悧音の中に戻って来る。
 つまり、悧音の放った魔力に、威智は身体を貫かれた状態……悧音の魔力の経路が、威智の身体の中を通じてしまっている状態なのである。この状態を、魔力の経路……マジック・パスが通じている状態という。
 悧音が威智を抱いたのは、マジック・パスを通じさせる為だったのだ。通常は性的な関係を持たずとも、キスなどによって、軽く体液を交換するだけでマジック・パスは通じるのだが、ザ・ラヴァーズのカードで僕……アテュとなった者が、黒羽裏の六芒星を失った場合だけは、完全に身体を重ねた上でなければ、マジック・パスが通じないのである。
 それ故、悧音は本来男である威智との「儀式」を、嫌がったのだ。結局、使命感だけでなく、威智への復讐としての嫌がらせという目的が加わった為、その儀式を行う事になったのだが。
 マジック・パスが通じてしまえば、後は簡単である。マジック・パスの経路の片方……唇で、黒羽裏の六芒星が記されるべき場所、威智の場合は胸元に触れれば、黒羽裏の六芒星は復活し、威智は悧音の完全な支配下に置かれ、サッキュバス化を避けられる。
 悧音は快感で惚けかけていながらも、やるべき事を行う。積極的に唇を求めようとする威智から唇を離すと、身体を下にずらし、いやらしく汗に滑る威智の胸元の肌に、唇を寄せる。
 不快では無い汗の匂いを嗅ぎつつ、汗に照る威智の滑らかな肌に、悧音は口付ける。すると、悧音が唇で触れた部分に、ゆっくりと灰色の六芒星が浮き上がって来る。
「――黒羽裏の六芒星が、刻まれました。どうやら、儀式は成功した様ですね」
 威智の胸元に再び記された、黒羽裏の六芒星を見下ろしながら、天魔が安堵の声を漏らす。
「ああ、これで被害者が出る事は無い」
 そう言いながら、悧音は身体を起こし、威智から身体を離す。もう少し……身体を重ねたままでいたい気が、悧音はしたのだが、そうすれば、まるで自分が好き好んで威智を抱いた様に、天魔や桃生……そして威智に思われるかも知れないので、それを避けたのである。
 まだ太さと硬さを維持したままとはいえ、幼い悧音の物が、威智の中から抜ける。破瓜の血と精液に濡れた自分の物を、天魔が差し出したタオルで拭いながら、悧音は威智を見下ろす。
 既に儀式は終わったので、天魔と桃生による拘束を、威智は解かれている。蕩けた様な表情を浮かべたまま、身体で息をして豊かな胸を上下させつつ、威智は快楽の余韻に浸り、ベッドの上に身体を横たえている。
 女性としての身体の方が、絶頂を迎えた後、性感が静まる曲線が緩やかである。初めて、女性の身体で絶頂に達した威智は、男性の時の様に簡単に昂ぶりが治まらない自分の身体に戸惑いつつ、余韻を楽しんでしまっていた。
「随分と楽しんでいたみたいだが、まだ抱かれ足りないみたいだな、威智」
 そんな威智の状態を見透かしたかの様に、ベッドの上で膝立ちの姿勢をとっている悧音は、嘲りの声をかける。
「だったら、次は切裂にでも相手をさせてやろうか?」
 そんな悧音の声を耳にして、快楽の余韻に浸り、惚けていた状態の威智は、ようやく正気を取り戻す。そして、正気に戻った威智の頭に、悧音が「随分と楽しんでいたみたい」と表現した状態だった、少し前の自分の記憶が甦る。
 嫌悪感と羞恥心に苛まれつつ、威智は起き上がり、声を上げる。
「じょ、冗談じゃない! その……儀式が終わったなら、もういい……痛ッ!」
 いきなり身体を起こした威智は、股間に鈍い痛みを覚え、目線を股間に落す。破瓜の血と精液……赤と白の混ざり合う液体に濡れた、股間を。
(男と初体験して……中で出されたんだ、俺……)
 全身から力が抜ける様な感覚を覚え、威智の顔が青褪める。先ほどまで、心地良さを感じてしまっていた自分が信じられない程、威智の中での嫌悪感が強くなり、股間から感じる現実の痛覚と合わさり、威智を苛む。
 精神と肉体のダメージが重なり、威智の目が潤み始める。まさに泣き出す寸前といった状態の威智。
 そんな威智を気遣ったのだろう、天魔が威智に股間を拭う為のタオルを手渡しつつ、桃生に命じる。
「愛哉さん、威智さんをバスルームまで、案内してあげて下さい。此処は、私が片付けておきますから」
「りょーかいッ!」
 桃生はおどけた様に天魔に敬礼すると、威智が股間を大雑把に拭い終えるのを待つ。そして、拭い終えた後、うなだれている威智の手を引き、桃生は部屋を後にした。
「――儀式として抱くのは仕方が無いとしても、威智さんを苛め過ぎですよ、悧音様」
 天魔は悧音に服を着せながら、悧音を窘める。
「いいんだよ、あれ位。僕は昔、あいつにもっと酷い目に遭わされたんだから!」
「そういった幼稚な復讐心は、黒羽裏家の当主として、相応しくありません。威智さんは今回、魔に属する者の被害者といえる立場なのですし、これからは協力して貰う訳ですから、今回の様な事……今後は控えて下さい」
「――分かったよ……というより、これから威智を抱く様な事など無いから、控えるも何も……今回の様な事は、今回っきりだ」
 悧音は割りと素直に、窘める天満の言葉を聞きいれる。多少、自分でもやり過ぎたかも知れないと、自覚していたのだ。
「本当ですか? 威智さんだけでなく、悧音様も結構、楽しんでおられた様ですから、また抱きたくなったりもするのでは?」
 からかう様な、天魔の口調。
「そんな訳無いだろ! あいつは本来、男なんだぞ! 儀式として必要な場合でも無い限り、抱いたりする訳が無いだろ!」
 語気を荒げ、悧音は続ける。
「そもそも、僕はあいつと違って、別に楽しんでなんかいないからな!」
「――ま、そういう事にしておきましょうか」
 頬を染めて抗議する主を、楽しげに見下ろしながら、天満は悧音のジャケットのボタンを留める。


          ☆          ☆

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